「マザーハウスはなれ」ネパール産ストール専門店 VRで現地のものづくり体験

 
オープン前の「マザーハウスはなれ」。ものづくりにこだわるコンセプトから、壁のペンキ塗りに常連客も参加した=東京都台東区

 雑貨の製造販売を手がけるマザーハウス(東京都台東区)は、秋葉原駅昭和通り口近くの本店隣に、ネパール産ストール専門店「マザーハウスはなれ」をオープンした。「マザーハウスの実験室」をコンセプトに、現地のストールづくりを疑似体験できる場を設ける。

 ストールが完成するまでの製作過程や、手づくり商品ならではの生地の肌触り、産地の魅力を感じてもらいたいという思いから、店を開いた。

 店内では同社が扱うほぼすべてのアイテムのストールを販売するほか、VR(仮想現実)技術を使って、ネパールの山奥の村で行われている養蚕、ストールづくりをしているような疑似体験ができる「VR体験コーナー」を設ける。

 また10月には、ネパールで使われている昔ながらの木製糸車で糸をつくる手つむぎ体験といった企画を始める。

 同社は、途上国で生産される材料を使って現地で作ったバッグやアクセサリーをはじめ雑貨などを販売する。首都圏を中心に国内外に約30店舗を展開している。

 マザーハウスはなれの山崎靖子店長は「多店舗展開が進むにつれて、品ぞろえなどの均一化が進むようになっている。独自性のある店舗にしていきたい」と述べ、体の不自由な人による手作り製品の開発など、社内で検討が進んでいる新規事業のアイデアを形にする場として位置づける考えを明らかにした。

 同社の特定分野の専門店としては、インドネシアとスリランカの宝飾品を扱っている「ジュエリーマザーハウス」(同千代田区)などがある。