楽天が「フリーテル」買収 格安スマホ業界、生き残りへ初の再編

 

 楽天は26日、プラスワン・マーケティング(東京)の手掛ける格安スマートフォン事業「フリーテル」を買収すると発表した。楽天は自社の格安スマホ事業を拡大する狙い。格安スマホ業界では初の本格的な再編となる。激しい販売競争を背景に、今後も生き残りを懸けた合従連衡が続きそうだ。

 MM総研(東京)の調査や業界関係者の情報を基に推計すると、格安スマホ業界は今年3月末時点で首位がソフトバンクの「ワイモバイル」、2位がNTTコミュニケーションズの「OCNモバイルワン」。4位の楽天モバイルは6位の「フリーテル」と統合すると、僅差でインターネットイニシアティブを抜き3位となる。

 楽天による買収額は5億2000万円で、11月1日に買収完了の予定。プラスワンはスマホなど携帯電話の製造販売も手掛けるが、これは買収の対象外となる。格安スマホ事業でフリーテルのブランド名を残すかは今後検討する。プラスワンは2012年の設立。13年11月に格安スマホ事業に参入した。海外にも進出したが、国内で顧客獲得に向けた投資がかさみ、17年3月期の単体決算は最終損益が55億3000万円の赤字だった。

 NTTドコモなど大手携帯3社より割安な料金プランを売りにしている格安スマホ業界では、KDDIのグループ会社や、楽天など多くの事業者がひしめき、競争が激しさを増している。