日生、米運用会社に出資へ 取締役派遣も検討 年内に株式の2~3割取得

 
米国の資産運用会社出資に向け優先交渉に入った日本生命保険の丸の内ビル=東京都千代田区

 日本生命保険が米国の資産運用会社「TCW」に出資する方向で優先交渉に入ったことが27日、分かった。株式の2~3割程度を年内に取得する方針で、取締役の派遣も検討する。マイナス金利で資産の運用難になるなか、世界最大市場の米国での運用比率を高めて収益力の底上げを図る。

 TCWは外債運用に強みを持ち、米投資ファンドのカーライル・グループが、株式の約6割を保有する。今年6月末の運用資産残高は1969億ドル(約22兆円)で、米国では中堅に位置付けられる。

 日本生命は4月、資産運用において長期で安定的な利回りの確保を目的に、インフラや環境など成長領域への投資を加速させる計画を打ち出した。こうした分野へ4年間で1兆5000億円を投じる方針。今回の資産運用会社への出資で、数値目標達成に向けた弾みとしたい考えだ。

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