大手銀5グループ 株式含み益 計8兆7000億円 3月末から1兆円増

 

 大手銀行5グループが今年9月末時点で保有する株式含み益の合計は約8兆7000億円となり、半年前の今年3月末に比べ約1兆円増加する見通しとなったことが29日、大和証券の試算で分かった。好調な企業業績を背景に株式市場が好調だったことが貢献した。

 大和証券の高井晃チーフアナリストは「大手銀行が保有する株式の含み益は巨額で、株式持ち合いの解消時には相当の売却益が期待できる」と指摘している。

 大和証券の試算は、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、りそなホールディングス、三井住友トラスト・ホールディングスを対象にした。

 一方、生命保険大手では、日本生命保険の9月末時点の含み益(速報ベース)が3月末と比べ約3200億円増の約4兆6200億円、明治安田生命保険は約1300億円増の約2兆4700億円となる見込みだ。