有給育児休暇5日間可能に 大王製紙が新制度、男性社員の取得促す

 

 大王製紙は29日、有給の育児休暇を5日間取れる新制度を10月から導入すると発表した。現在ある出産前後の休暇などに加えて新たな休暇制度を設けることで、社員の9割を占める男性の育児参加を促すのが狙いだ。

 改正育児・介護休業法の施行により企業は10月1日から、独自の育児休暇制度の導入や、国が定める育児休業の取得推進が努力義務として課される。大王製紙の新制度もそれに対応した施策の一環。今後、同様の取り組みが増えそうだ。

 大王製紙が導入する制度の対象となるのは契約社員も含め約3000人。男性は子供が生まれてから6カ月以内、女性は育児休業から復職後に取得できる。5日間は分割取得も可能だが、特に男性社員を念頭に、しっかり育児に取り組めるよう、分割せずまとめて取得するよう促す方針。従来は、慶弔休の中で男性社員については、妻の出産前後に5日間の有給休暇の取得を認めているが、新制度により、さらに余裕をもって休めるようになる。人事担当者は「男性の育児参加が当たり前の風土をつくりたい」と話している。

 男性の育児参加を推進する政府方針を受け、産業界では日本マイクロソフトが最長6週間の有給の育児休暇を導入するなど、社内制度を拡充する動きが活発化している。

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