トヨタとマツダ、EVなど先端分野での提携効果は未知数

 

 トヨタ自動車とマツダは2日、互いに株式を取得し、資本提携した。関係を強化して電気自動車(EV)の開発などを共同で進める。既に、デンソーを加えた3社でEV開発会社を設立している。中小型車を中心に激しい販売競争を繰り広げる一方、EVなどの先端分野では協調するという難しさを抱えており、資本提携により両社が十分なメリットを得られるかは見通せない。

 両社の発表によると、トヨタはマツダが発行した新株約3200万株を約500億円で取得。マツダは、トヨタが保有する自社株約830万株を同額で取得した。トヨタはマツダの発行済み株式の5%を、マツダはトヨタの0・25%を持ち合うことになる。

 トヨタはハイブリッド車(HV)で培った電動化技術に強みを持つほか、マツダには低コストで少量多品種の車種を生産するノウハウがある。トヨタはHVなどを、マツダは低燃費と走りの性能を両立したエンジン車を得意としており、EVには慎重な立場だった。提携によるEV強化は他社と組むことによってEVにかけるコストを限定的にして、他の得意分野に経営資源を集中できる態勢を整えるという意味もある。

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