シーテック2017 工作機械メーカー、VBに注目 3日から幕張メッセで

 
前回のシーテックではドローンが話題の中心だった=2016年10月、千葉市美浜区の幕張メッセ(シーテックジャパン実施協議会提供)

 3日から6日まで4日間にわたり幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれる最新のデジタル家電・IT展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2017」。IoT(モノのインターネット)などの利用がさまざまな分野に広がる中、今回初めて出展する大手工作機械メーカーのほか、フィンテックなどの幅広い分野のベンチャー企業に注目が集まりそうだ。

 工作機械各社はIoTを活用して複数の工作機械を連携させることで、工場全体の稼働状況を可視化し、ダウンタイム(生産停止期間)を最小限にとどめる技術開発に取り組んでいる。

 産業用ロボット大手のファナックは、AI(人工知能)ベンチャーのプリファード・ネットワークス(東京都千代田区)と共同開発したIoT基盤「フィールド・システム」を紹介。AIを使ってロボットが正確に製品を仕分けする様子も実演する。ファナックの藤井敬介広報部長は、「最近リリースを始めたのでシーテックの開催はタイミングが良かった。幅広い層の来場が見込める」と期待する。

 工作機械メーカーではこのほか、アマダホールディングスやジェイテクトもそれぞれ出展し、独自開発のIoT基盤を来場者にアピールする。

 もう一つの注目は、ベンチャー企業。ロゼッタは専門用語に強い高精度のオンライン自動翻訳データベースを紹介。AIとインターネットを融合させた世界初の翻訳ロジックを開発。前後の文脈を判断することで高い翻訳精度を実現している。

 東京都中小企業振興公社は、会場内に都内の中小企業20社を集めた特別コーナーを設け、インフラ(社会資本)の維持管理や働き方改革などの社会課題解決につながる最新技術を集めた。同公社の中島賢亮さんは「消費者向けビジネスのBtoCを主体とするベンチャーのイメージが強かったが、昨年の展示コンセプト変更で企業向けビジネスのベンチャーが出展しやすくなった」と話している。

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