証券各社、「つみたてNISA」の口座開設の受け付け開始  

 
来年1月にスタートする「つみたてNISA」に、証券業界では新規顧客の開拓につなげたいとの期待がある=2日、東京都中央区の野村証券本店営業部(森田晶宏撮影)

 積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」が来年1月にスタートするのを控え、野村証券や大和証券は2日、口座開設の申し込み受け付けを開始した。業界では、若年層など投資初心者を中心に息の長い資産形成を促し、新規顧客の開拓につなげたいとの期待がある。

 平成26年に始まった現行NISAは年間120万円の非課税投資枠があり、5年間で最大600万円を非課税で投資できる。これに対し、つみたてNISAは年間非課税投資枠は40万円に限られるが、得られた運用益や配当金に税金がかからない期間は20年間と大幅に長く、非課税での最大投資可能額は800万円だ。

 金融庁は2日、つみたてNISAの対象商品について、同日時点で103の届け出があったと発表。今後も増加の見込みという。

 野村証券はスタート時点で日経平均株価に連動する投資信託など4商品を扱う予定。大和証券も12商品で始める。

 つみたてNISAの対象商品は、運用や管理にかかる費用の「信託報酬」が低く、販売手数料もゼロ円の低コスト商品に限定され、運用側や売る側はもうからないとの声がある。ただ、野村証券の福田和之商品企画部長は「証券人口が拡大していく願ってもないチャンス。投資初心者にドアをノックしてもらうための入り口になる」と期待した。

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