煩わしい出張手配から解放 最適プラン提案 AIトラベル・藤原由翼代表取締役

 

 社会人なら誰もが経験する出張手配の煩わしさから解放してくれるサービスが登場した。AIトラベルが提供するクラウド出張手配サービス「AI Travel」で、出発地と目的地、日取りなど出張用件を入力するだけで最適な出張プランを提案してくれる。経費削減を求められる総務や経理など管理者もすべての出張情報を一元管理できるとあって採用する企業が増えている。藤原由翼(ゆうすけ)代表取締役は「出張者と管理者の両方が抱えるストレスを解消、業務を約90%改善できる」とサービス導入メリットを説く。

 --出張手配は面倒で、できることなら解放されたい

 「出張時間・内容に適した飛行機や新幹線を予約したり、最寄り駅に近く周辺環境も考慮してホテルを探したりするのは手間がかかり疲れる。こうしたストレスから解放し、出張申請から予約、精算までのいわば『行き』から『帰り』までの全行程をサポートするのがAI Travel。優秀な秘書として出張時の課題を解決してくれる。社員は出張にかかわる無駄な時間を減らせるので、それだけクリエーティブな時間を創ることができ、営業など本来業務に集中できる」

 --秘書としての能力は

 「出張者に代わって最適な飛行機やホテルなどを最短1分、平均5分で一括予約できる。通常だと45分はかかるので、9分の1に改善できる。出張前の予約と帰ってからの旅費申請・精算に加え、いずれは現地でのタクシーや会食の手配などのアシスタント機能を提供できるようにする。また特許出願中だが、出張者一人一人の趣味嗜好に合わせて勘所を押さえたプランを提供できるようにしていく。最初に提案した松竹梅のプランから出張者が選んだものを分析。意思決定傾向を読み取り、次回はよりよい松竹梅を提案する。回数をこなすごとにプランの精度は高まるので、より優秀で必要とされる秘書になっていく」

 --管理者側のメリットは

 「経営陣から間接部門のコストカットに対する要請や圧力がかかり、社員に出張費用削減などの協力を求めるが、何も考えずに日程を組みホテルを予約することが多い。出張報告書の作成依頼や経費精算などのやりとりでもストレスがたまる。こうした出張情報を管理者の代わりに一元管理し分析・改善するトラベルマネジャーの役割を果たすといえる。これにより業務の自動化・効率化や出張経費の見える化で間接コストを削減できるほか、旅費規定の改善も図れる」

 --管理者のモチベーションも上がる

 「間接コスト削減と業務効率の向上につながるので管理者の評価は高まる。それにより、昇進したり給与が上がったりすればAI Travelがトラベルマネジャーとして認められたことを意味し、われわれの成果といえる。また管理者だけでなく出張者にとっても便利なサービスなので、社員から『導入してありがとう』と喜ばれる。そうなると管理者のモチベーションも間違いなく上がる」

 --今後の展開は

 「法人向けに特化してサービスを提供しており、これまでに会員契約を結んだ企業は11社。年末までに100社を目指す。このため11月15~17日に大阪で開催される展示会に出展し関西企業にアピールする。ベンチャーキャピタルから資金調達しており、IPO(新規株式公開)も考えている。とはいえスタートアップ企業なので将来に向けた投資が必要な時期ととらえており、アクセルを踏んでいく」

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【プロフィル】藤原由翼

 ふじわら・ゆうすけ 千葉工業大工学部卒。2009年楽天入社。インキュベイトファンドを経て、14年AIトラベル設立し代表取締役。神戸市出身。30歳。

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【会社概要】AIトラベル

 ▽本社=東京都港区三田2-10-5エルアルカサル三田805

 ▽設立=2014年2月

 ▽資本金=8800万円(準備金を含む)

 ▽従業員=5人

 ▽事業内容=出張手配を効率的に管理するサービスの提供

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