シーテック「脱家電」鮮明 IoT目玉に生活未来図 住宅・金融など異業種も出展

 
「CEATECジャパン2017」の事前公開で、披露された日立製作所の見回りロボット=2日午後、千葉市の幕張メッセ

 最新のデジタル家電やITの展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2017」が3日、千葉県の幕張メッセで開幕。18回目となる今年は、昨年よりも多い667の企業・団体が参加する。三井住友フィナンシャルグループ(FG)やLIXILをはじめ、約半数の企業・団体が新規出展という。

 「シーテック」は大規模な家電見本市として知られてきたが、「日の丸家電」のかつての勢いが衰え、昨年からIT色を打ち出す方針に転換。IoTを目玉に、異業種が加わる「脱家電見本市」路線が鮮明だ。

 展示会の象徴は、会場中央に設けられた「IoTタウン」だ。「未来の街」をコンセプトに異業種中心に構えられた15のブースは、IoTで生活がどう変わるかという“未来図”を提示する。

 便利な住宅

 住宅はIoTの導入で便利になる。初出展のLIXILは手元のスマートフォンからネットでつながっている屋外カメラを操作し、外部の様子を確認したり駐車場門扉を開閉したりできる「スマートホーム」を展示。通販で買った品が宅配ボックスに入れられると通知がスマホに届くサービスも披露する。

 フィンテック分野では、三菱UFJフィナンシャル・グループが独自の仮想通貨「MUFGコイン」を一般向けに初披露。MUFGコインは1コイン=1円で、個人間送金などでの活用を想定している。シーテックの会場には、専用アプリをダウンロードしたスマホをかざすと飲み物が買える自動販売機を設置している。また、三井住友フィナンシャルグループは顔認証で決済できる最新サービスを展示する。

 AIも見どころ

 一方、JTBは顧客がテレビ電話で話しながら旅行計画を3次元モニターに映して検討するシステムを展示。タブレット端末で操作するタカラトミーのコミュニケーションロボットは人の表情を人工知能(AI)で読み取り、それに合わせて身動きなどで喜怒哀楽を表現し、一緒に遊んでくれるという。

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