帝人が「スマート消防服」 隊員の体温計測、健康管理に活用

 
帝人が開発した「スマート消防服」

 帝人は2日、特殊なセンサーを内蔵した「スマート消防服」を開発したと発表した。センサーが取得した体温のデータを消防本部などの管理システムに送り、解析することで、個々の消防隊員の健康管理に役立てられる。帝人では、2019年以降にこの消防服を使った隊員の安全警報システムを実用化したい考えだ。

 内蔵のセンサーは名刺ケースとほぼ同じ大きさで、帝人がグループ会社でIT事業を展開しているインフォコムと共同開発した。ポケット内に納められたセンサーが体温を計測。取られたデータを分析すれば、熱中症と密接な関係がある身体内部の「深部体温」も推測できる。開発に協力した大阪市立大学がこの消防服を使って大阪市消防局と行った実験では、実際に熱中症を予防するのに成功したという。帝人は、この消防服を使った安全警報システムを11日から東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる「危機管理産業展2017」に出展する予定だ。