日航、SBIと共同持ち株会社 フィンテックで連携、プリペイド参入

 
フィンテック分野での連携を発表し、SBIホールディングスの北尾吉孝社長(左)と握手する日本航空の植木義晴社長=3日午後、東京都品川区

 日本航空は3日、金融とITを融合した先進サービス「フィンテック」分野で連携を進めるため、SBIホールディングスと共同で持ち株会社を設立した、と発表した。第1弾として2018年度上半期をめどに、国内外で買い物や外貨両替に使えるプリペイドカード事業を始める。

 実際のカードに加えスマートフォンでも利用可能。事前に日本円を入金しておけば現金の持ち歩きが不要になり、海外へ出発前や到着後は両替所に行かなくてもドルやユーロに両替ができる。外貨は現地の現金自動預払機(ATM)で引き出すことができ、飲食や買い物の決済時はマイルもためられる。具体的なサービス内容は今後詰める。

 日航とSBIは今年9月に持ち株会社「JAL SBIフィンテック」を設立。共同出資の事業会社を通じてプリペイドカード事業に参入する。

 日航は航空以外の新規事業育成にも力を入れており、東京都内で記者会見した日航の植木義晴社長は「(利用者は)当社のマイレージ会員にもなっていただくので、航空に近い分野で事業拡大ができる」と期待を示した。