アサヒ、10年ぶりにビール類値上げ 10%前後、業務用中心

 

 アサヒビールが業務用を中心にビール類を、来年3月1日出荷分から値上げすることが3日わかった。値上げは平成20年3月以来、10年ぶり。対象商品は瓶やたる詰めの商品で缶は含まれない。値上げ幅は10%前後とみられる。人手不足に伴う物流費の高騰などコスト上昇に対応する。ビール最大手のアサヒが値上げすることで、他社が追随する可能性もあり飲食店など店頭価格への影響は必至だ。

 値上げは、今年6月の酒の安売り規制強化で、原価を下回る価格での販売が取り締まりの対象となったためだ。物流費の高騰に加え、ビール離れで出荷・生産量が落ち込んだ結果、固定費の負担が増大。このため一部で原価割れの商品があることから値上げを決めた。値上げするのは特約店契約を結んでいる卸会社へのメーカー出荷価格で、飲食店や店頭での価格は小売り側が決める。