イオン8月中間、スーパー改善で黒字転換

 
中間連結決算で最終黒字に転換したイオンの店舗=埼玉県越谷市(ブルームバーグ)

 イオンが4日発表した2017年8月中間連結決算は、最終損益が前年同期の53億円の赤字から42億円の黒字に転換した。赤字の大きな要因だった主力の総合スーパー事業の立て直しで一定の成果が出たほか、好調な金融事業やドラッグストア事業が業績を底上げした。

 売上高にあたる営業収益は1.4%増の4兆1686億円、本業のもうけを示す営業利益は17.5%増の850億円。いずれも過去最高だった。

 総合スーパー事業は営業損益が104億円の赤字と引き続き苦戦したが、赤字幅が100億円近く縮小。地域の需要に合わせた新業態の店舗「イオンスタイル」の強化に加え、節約志向の消費者を取り込むため大規模な商品値下げを実施するなど改革を進めた。ただ利益の大部分を金融や不動産、ドラッグストア事業が占めた。記者会見した中核子会社イオンリテールの岡崎双一社長は「日用品の売価は下がり続けている。(政府が言う)“いざなぎ景気超え”の実感はない」と指摘。今後も一段の値下げなどで消費者の需要を喚起する考えを示した。

 2018年2月期については、営業利益を当初予想から50億円増の2000億円に上方修正した。