日産が中期計画発表延期 無資格検査で路線修正も

 
日産自動車グローバル本社=横浜市西区

 日産自動車が新車の無資格検査問題を受け、今月16日に予定していた新中期経営計画の発表を11月8日に延期すると発表した。消費者の不信を招いたことで、拡大路線の修正を迫られる恐れがある。

 日産は既にフランス大手ルノー、三菱自動車との企業連合として、2022年までに世界の年間販売台数を現在の1・4倍となる1400万台に拡大する方針を示している。16日は西川広人社長が記者会見し、同社が得意とする電気自動車や自動運転技術を軸に、日産としての成長戦略を大々的に打ち出す思惑だったが、風向きが変わった。

 日産は、無資格検査の原因や再発防止策についてはなお調査中としており、消費者や市場関係者を納得させる説明ができなければ、新計画の信頼性も疑問視されかねない。原因究明と再発防止策の策定を優先すべきと判断したもようだ。