豊田通商と近大、「マグロ」本格輸出 20年に2000匹出荷を目指す

 

 豊田通商と近畿大は5日、完全養殖のクロマグロ「近大マグロ」の輸出を本格的に始めると発表した。2020年に東南アジアなどへ約2000匹の出荷を目指す。完全養殖のブリも輸出する計画で、国内外で漁獲規制が進む中、規制のかからない完全養殖魚の利点をアピールし海外市場の開拓を狙う。

 今月11~13日に千葉市の幕張メッセで開催される海外のバイヤー向けの商談会に出展する。完全養殖したマダイやシマアジなどの輸出も検討しており、近大の担当者は「日本の養殖業者の市場拡大につなげたい」と話している。豊田通商と近大は14年、近大マグロの養殖事業の推進に向け覚書を締結。年間生産量は近大と豊田通商合わせて3500~4000匹程度で20年に6000匹まで拡大する。近大マグロは東京と大阪にある近大の直営料理店などで提供されている。