昭和電工、黒煙電極事業利益率10%へ

 

 昭和電工の森川宏平社長は6日、東京都内で会見し、鉄スクラップを溶解して鋼材を生産する電炉の電極剤として使われる黒煙電極事業で、2~3年後をめどに、売上高営業利益率10%を目指す方針を説明した。黒鉛電極大手の買収を完了させ、事業規模が倍増したことに加え、生産分担などで、経営効率が大幅に改善するためとしている。

 業界3位の同社は、昨年10月に、2位の独SGL買収を発表。9月末に各国当局から承認を得て、買収手続きを完了。これにより業界最大手の米GTIを抜いて、シェア約32%で首位に躍り出た。平成28年12月期では同部門は赤字だが、規模が倍増したことによる競争力強化や製品の相互供給に加え、部材調達などでも、買収・統合効果を発揮でき、来期以降黒字に転換する。

 昭和電工では主力事業では利益率10%以上、営業利益100億円超と、規定しており、黒鉛電極事業も早急に主力事業に育成する方針だ。

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