電通に違法残業事件で罰金50万円判決

 

 広告大手電通の違法残業事件で、労働基準法違反罪に問われた法人としての同社に東京簡裁は6日、求刑通り罰金50万円の判決を言い渡した。菊地努裁判官は「違法な長時間労働が常態化していた」と述べた。新入社員の高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺したことに端を発した事件は、企業の労務管理の在り方に警鐘を鳴らした。判決は「労働基準監督署から是正勧告を受けたのに、労働者の増員や業務量の削減などの抜本的対策を講じず、サービス残業も横行していた」とした。電通の山本敏博社長は閉廷後に記者会見し「判決を厳粛に受け止め、責任の重大さを痛感している。改めて心からおわびしたい」と謝罪した。

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