西室泰三元東芝社長死去 81歳 日本郵政社長など歴任

 
2015年11月、上場の記念式典であいさつする日本郵政の西室泰三社長=東京・日本橋兜町の東京証券取引所

 東芝や日本郵政の社長を歴任した西室泰三氏が死去した。81歳。死亡日時や死因、葬儀・告別式の予定など詳細は明らかになっていない。

 慶大経済学部を卒業後、1961年に東京芝浦電気(現東芝)入社。米国事業などで実績を挙げ、96年に社長に就任。カンパニー制や執行役員制導入の改革を進めた。半導体部門の不振や家電不況を受け、不採算部門の売却などリストラ策も断行した。

 東芝会長を務めた後、東京証券取引所会長に就任。証券会社による誤発注事件では、退任した社長に代わって事後処理に奔走した。2006年のライブドア事件の際には、全銘柄取引停止という異例の措置で対応に当たった。

 財務省の財政制度等審議会会長や、戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」座長など、政府の仕事も精力的にこなした。

 郵政民営化後の12年には政府の郵政民営化委員長となり、13年には日本郵政社長に就任。15年11月にはグループ3社の上場を果たした。その後、体調を崩して入院したことに伴い、16年に社長を退いた。

 東芝が不正会計問題で経営体制を一新したことを受け、西室氏も相談役を辞めていた。

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