AIで金融マンの役割激変 ウォール街では「一部職種の中抜き始まっている」

提供:ブルームバーグ
※写真はイメージです(Getty Images)

 米金融大手ゴールドマン・サックスで最高技術責任者を務めたマイケル・ダブノ氏は31日までにブルームバーグ・テレビとのインタビューに応じ、米金融業界の伝統的な職種は既に最新技術の影響を受けているものの、人工知能(AI)の出現により金融業界の大半の人間の役割は大きく変わることになるとの見通しを示した。

 同氏は「セールス担当といったウォール街では伝統的だった一部職種の中抜きが既に始まっている。客との関係を築く誰かはまだ必要ではあるが、その関係は『食事でもどうですか、良いリポートがありますよ』といった会話で築くものではなくなっている。『あなた向けに素晴らしいデータがありますよ』に変わった」と話した。

 ビデオゲーム開発者だったダブノ氏は1980年代、ゴールドマンの株式デスクの自動化に貢献。金融機関がアルゴリズムを駆使する現在に影響が及ぶデータ活用の最前線にいた。リスク管理システム開発にも寄与し、このシステムはその後、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)などの競合企業がまねた。

 ダブノ氏は「金融もほぼ全てのビジネスと一緒。最終的には、あまり人が関わらなくていいところまで自動化される。どの企業もここまでのタイムスパンは5~20年だったが、今後はもっと速いペースで影響が感じられるだろう」と語った。(ブルームバーグ Hugh Son)

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