大手銀行3グループの9月中間決算 景気堅調で予想を大幅に上回る

 
大手銀行3グループの中間決算は業績予想を大幅に上回る見通しだ(ブルームバーグ)

 三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行3グループの2017年9月中間連結決算は、最終利益が計1兆3000億円前後と、計9900億円を見込んでいた業績予想を大幅に上回る見通しとなったことが2日、分かった。

 堅調な手数料ビジネスや、円安で海外事業の円建て利益が膨らんだことが寄与。前年同期の計約1兆2000億円を上回る水準となる。

 大手行幹部は、業績が見通しを上回る理由について「景気が堅調で、貸し倒れに備える費用も膨らまなかった。投資信託の販売も好調だ」と指摘。持ち合い株の売却も利益を押し上げた。

 ただ歴史的低金利で利ざやが縮小し、本業の貸し出しは収益環境の悪化が続く。過剰融資が懸念されているカードローンや地方でのバブル化が指摘されるアパートローンは、自粛の動きが広がっており、3グループはデジタル技術を活用した業務の効率化と店舗削減によるコスト圧縮で収益を維持していく考えだ。

 三菱UFJの最終利益は予想の4400億円から上振れ、6000億円前後を視野に入れている。世界経済の拡大を背景に、海外事業や債券運用が伸びた。

 三井住友フィナンシャルグループは4000億円台前半に届きそうだ。業績予想の3100億円を超え、前年同期から1~2割程度の増益となる見込み。

 みずほフィナンシャルグループは減益となりそうだが、計画の2400億円を上回り、3000億円台の可能性がある。

 16年9月中間の最終利益は、三菱UFJが4905億円、三井住友が3591億円、みずほが3581億円だった。

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