スバルが業績予想下方修正 無資格検査、弁護士団が調査へ リコール来週にずれ込み

 
決算発表の記者会見に臨むスバルの吉永泰之社長=6日午後、東京都港区

 新車の無資格検査が発覚したSUBARU(スバル)は6日、2018年3月期の通期業績予想を下方修正すると発表した。連結最終利益は従来予想から215億円低い2070億円に引き下げた。自動車の販売減を織り込んだ。

 東京都内で記者会見した吉永泰之社長は無資格検査について「皆さまに多大なるご迷惑をお掛けし、あらためておわび申し上げる」と謝罪した。

 スバルは群馬の2工場で、30年以上前から訓練中で資格のない従業員に出荷前の最終検査をさせていた。

 スバルの業績下方修正は、米国と中国での販売減も織り込んだ。経営破綻したタカタのエアバッグのリコール対応費用計上で8月にも業績予想を下方修正しており、2回目となった。

 吉永社長は、国土交通省へのリコール(無料の修理・回収)の届け出が来週半ばになるとの見通しを明らかにした。問題の調査を外部の弁護士に依頼する考えも示した。

 リコールは今週の届け出を計画していたが、不正検査の対象車種の特定に時間がかかっているため来週にずれ込む。再検査が必要になる12車種、約25万5千台が対象となる見込みだ。

 吉永氏は問題の原因究明と再発防止策の策定を、外部の独立した弁護士に依頼すると表明した。約20人の弁護士が調査に当たり、今月末をめどに国交省に調査結果を報告する。

 吉永氏は無資格検査について「顧客からの信頼を損ねてしまったのは大変な課題だ。信頼を取り戻せるよう精いっぱい努力する」と話した。販売への影響については「問題を非常に重く受け止めている。影響は見通せていない」と述べた。

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