日産が半月ぶり生産再開、正常化へ 無資格問題で検査改善

 
日産自動車追浜工場=神奈川県横須賀市(共同通信社ヘリから)

 日産自動車は7日、無資格検査問題を受けて停止していた国内向けの車両の生産と出荷を追浜工場(神奈川県横須賀市)など5工場で再開した。問題公表後も無資格検査が続いていたことが10月中旬に判明し、車を完成させる国内の全6工場で生産を止める異例の措置に踏み切っていたが、工場の検査体制を改めた。生産は半月ぶりに正常化へ向かう。

 生産と出荷を再開したのは他に栃木工場(栃木県上三川町)、日産自動車九州(福岡県苅田町)、日産車体湘南工場(神奈川県平塚市)、日産車体九州(苅田町)。残るオートワークス京都(京都府宇治市)も国土交通省から検査体制が改善されたと判断されれば、生産を再開する予定だ。

 日産は再発防止のため新車を出荷する前の最終検査のスペースを独立させ、週1回の外部監査も実施する。資格を持つ正規検査員が確実に最終検査に当たる体制とするため、再開後も当面は生産ペースが大幅に減る見込みだ。

 近く、無資格検査の原因究明と再発防止策を盛り込んだ報告書をまとめ、国交省に届け出る。

 日産の無資格検査は9月18日に国交省の立ち入り検査で発覚した。日産は生産体制を見直したとしてすぐに出荷を再開したが、その後も無資格検査が続いていたことが判明し、10月19日に全6工場で国内向けの出荷を停止すると発表した。

Read more