トヨタ、通期の営業益予想を2兆円に上方修正 円安が追い風

 
2018年3月期の連結業績予想などについて説明するトヨタ自動車の永田理副社長=7日午後、東京都文京区

 トヨタ自動車は7日、平成30年3月期の通期連結業績予想を上方修正した。本業のもうけを示す営業利益を従来予想から1500億円多い2兆円に引き上げた。前期を0・3%上回ることになり、2年連続で営業減益としていた従来見通しから一転、増益を見込む。円相場が想定より円安で推移しており、輸出による採算が改善すると予想しているためだ。

 売上高予想の28兆5千億円(前期比3・3%増)は据え置くが、最終利益予想は2千億円多い1兆9500億円(同6・5%増)に引き上げた。1ドル=110円を想定レートとしていたが、通期は1ドル=111円に見直した。

 同日発表した29年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比8・6%増の14兆1912億円、営業利益が1・8%減の1兆965億円、最終利益は13・2%増の1兆713億円。連結販売台数(中国を除く)は前年同期より2万6千台増の438万9千台だった。主力の北米では競争激化で4千台減ったが、新型車「C-HR」が好調な欧州で3万5千台増となるなど、他地域でカバーした。

 営業利益は、車種構成の変化や、北米で販売奨励金が増えた影響などで減益だった。だが、現地企業との合弁になるため営業外の収益となる中国事業での利益増などにより、最終利益は増益となった。会見した永田理副社長は、「資材価格が高騰するなど厳しい環境だが、しっかりと挽回したい」と話した。

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