得られる幸いは一生分? 蒲郡・竹島 鈴木亜紀子

Luxeな日本 ~地元発

 最近愛知県に引っ越してきた私のお気に入りの場所が、三河湾に浮かぶ竹島だ。

 島全体が八百富神社の境内で、平安時代の末、歌人の藤原俊成が三河国国司のとき、琵琶湖・竹生島の弁財天を勧請し、創建した。この竹島弁天は竹生島、江の島などとともに日本七弁天の一つである。

 島内には八百富神社を含めて神社が5つある。すべて参拝すると一生分の幸いが得られるといわれ、「大大吉」のおみくじがあることでも知られるパワースポットだ。毎月のように参拝している私だが、まだ大大吉にはお目にかかっていない。

 今回初めて、竹島の観光ボランティアガイド歴19年の伊藤保さんに案内してもらった。

 陸地と島を結ぶ竹島橋を渡りきるところに橋をまたいで建つ大鳥居は、海から生えてきたようにみえる。鳥居を徒歩でくぐれる橋はここだけだ。小さな島なのに、植物の種類の多さに驚かされる。238種の暖地性植物が自生し、しかも対岸と全く異なる植物相だという。

 参道の石像の由来、各鳥居の特徴など興味が尽きない伊藤さんの話にすがすがしい空気、岩を洗う波。大大吉との対面は持ち越しだったけど、パワーチャージは完了。私も観光ボランティアガイドをめざそうかしら。

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【luxe(リュクス)】

 フランス語で元の意味は「贅沢」。最近は優雅で上品でありながら、洗練された贅沢なもの・ことなどの意味で使われる。

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【プロフィル】鈴木亜紀子

 すずき・あきこ 元NHK(釧路・福島)キャスター・リポーター。最近愛知県に転居、現在県内でフリーアナウンサーとして活動中。

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