AIスピーカーの本命「アマゾンエコー」上陸 話しかけるだけで買い物も

 
アマゾンジャパンが発表した音声サービス「Amazon Alexa」に対応したスピーカーの「AmazonEcho」。MusicUnlimitedを利用して音楽プレーヤーとしても使える=8日、東京都渋谷区南平台町のベルサール渋谷ガーデン(酒巻俊介撮影)

 アマゾンジャパンは8日、話しかけると人工知能(AI)が音楽を再生したり、家電を操作したりしてくれるAIスピーカー「アマゾンエコー」を発売すると発表した。国内では米グーグル日本法人の「グーグルホーム」や無料通信アプリLINE(ライン)の「クローバウェーブ」が既に発売済みだ。米国シェアトップのアマゾンエコーの“上陸”で、顧客争奪戦が本格化しそうだ。(西岡瑞穂)

 アマゾンエコーは同日からインターネットで申し込みを受け付け、13日以降順次発送する。価格は1万1980円。アマゾン独自のAI「アマゾンアレクサ」に対応し、「洗剤を注文して」などと話しかけるとネット通販で買い物できるのが最大の特徴だ。

 アマゾンの本業であるネット通販の顧客を増やしたい考えだが、膨大な商品の中からお目当ての品を音声だけで選ぶのは難しく、過去に注文した商品の再注文を想定しているという。

 また、スマートフォンの「アプリ」のように、連携企業のさまざまなサービス「スキル」も楽しめる。8日時点では、日本航空の運航情報を音声で聞いたり、タクシーを音声だけで配車要請したりできるなど、265のスキルがそろっており、順次増える。

 グーグルホームも10月5日時点で「食べログ」など10の連携サービスを発表しており、順調に増えているという。

 一方、クローバウェーブは自社で開発した出前サービスなどの音声操作から始めた上で、今後は他社とも連携する方針だ。

 米市場調査会社「eMarketer」によると、米国の音声対応スピーカーの使用者約3560万人のうち、エコーのシェアは70・6%と首位で、2位のグーグルホーム(23・8%)を大きく引き離す。ホテルの客室や大学の教室のスケジュール管理でもエコーの使用例があるという。

 東京都内で記者会見したアマゾンのトム・テイラー・シニアバイスプレジデントは「エコーをどこででも使ってもらえる世界になってほしい」と意気込んだ。

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