自動車7社、全社が増収 9月中間 新興国好調、北米は苦戦

 
三菱自動車が東京モーターショーで公開したSUVの電気自動車、前年赤字だった三菱自も黒字転換を果たした

 自動車大手7社の2017年9月中間連結決算が8日、出そろった。全社が前年同期比で増収となり、最終利益は4社が増益となった。燃費データ不正問題で前年赤字だった三菱自動車も黒字転換を果たした。新興国で販売を伸ばした企業の好業績が目立った。18年3月期の通期業績予想は、3社が上方修正する一方、無資格検査問題を起こした日産自動車とSUBARU(スバル)は下方修正し明暗が分かれた。

 ホンダは、中国での四輪車販売台数が前年同期比19%増の72万9000台と、上半期として過去最高。倉石誠司副社長は「『シビック』などの基幹車種が好調だった」と話した。インドで過去最高となる82万6000台を販売したスズキは営業利益、最終益とも最高を更新。三菱自は、インドネシアなどASEAN地域での販売台数が15%増だった。

 全社増収でも、営業利益で4社、最終利益で2社が減益となった要因の一つには、タカタ製エアバッグ関連の費用増などがある。ホンダや日産、スバルの利益を押し下げた。

 また、北米での苦戦も、各社の採算を悪化させた。トヨタ自動車は北米での営業利益が前年同期から半減。マツダの丸本明副社長は米国事業について、「乗用車の需要減少と競争激化で販促費を増加せざるを得なかった」と述べ、販売力強化に取り組む考えを示した。スバルは、米国での販売が従来見通しほど伸びないとして、通期業績予想の下方修正につながった。

 ■自動車大手7社の2017年9月中間連結決算

 (売上高/営業利益/最終利益)

 ・トヨタ

  14兆1912(8.6)/1兆965(▲1.8)/1兆713(13.2)

 ・ホンダ

  7兆4892(11.2)/4221(▲14.7)/3813(8.4)

 ・日産

  5兆6525(6.2)/2818(▲17.0)/2765(▲2.1)

 ・スズキ

  1兆8310(22.2)/1728(49.7)/1042(4.3)

 ・スバル

  1兆6863(6.9)/2121(1.7)/850(▲48.1)

 ・マツダ

  1兆6566(7.1)/764(▲13.4)/633(12.9)

 ・三菱自

  9476(9.6)/442(-)/483(-)

 ※単位は億円。カッコ内は前年同期比増減率。▲はマイナス、-は比較できず。トヨタはダイハツ工業と日野自動車を含む

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