無人タクシー、米で実用段階に グーグル系 数カ月内に公道で試験

 
動画サイト「ユーチューブ」で公開された米ウェイモの完全自動運転車(共同)

 米グーグルの自動運転車開発部門が独立したウェイモは7日、運転席に人が座らない完全自動運転による配車サービスの試験を米西部アリゾナ州の一部公道で数カ月以内に始めると発表した。住民の通勤や子供の送り迎えといった日常生活での利用を想定。自動運転技術を利用した「無人タクシー」が実用段階に入った。

 自動車メーカーやIT企業が自動運転車を公道で走らせる場合は安全のため、運転席に人を座らせており、ウェイモは高い安全技術を確立したもようだ。無人タクシーが普及すれば、交通機関は根本的変革が迫られる。

 2009年に始めたグーグル系による自動運転の走行距離は350万マイル(約560万キロ)以上で「運転経験が最も豊かな車両を構築した」(ウェイモ)とアピール。必要な場合に安全に停車できる予備の操舵やブレーキなどを搭載している。

 米メディアによると、当初は後部座席にウェイモの従業員も座るが、最終的には同乗しなくなる。配車サービスは無料で始め、将来的に課金する見通し。利用者はスマートフォンの配車アプリを使って、場所を指定して自動運転車を呼び出す。

 ウェイモ幹部は同日、ポルトガルのリスボンで講演し「完全自動運転車は、昼寝スペースや個人用ダイニング、移動オフィスなど特別な用途に設計されるだろう」と述べ、車の未来を描いてみせた。(ニューヨーク 共同)

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