東電PG、AI使い送電線点検 作業時間半減 来年度から運用目指す

 

 東京電力パワーグリッド(PG)は9日、空中にかけた送電線の破損などを人工知能(AI)で自動診断・報告するシステムを開発すると発表した。現在はヘリコプターから撮影した画像を作業員が確認している山間部などの点検は、AIを使うことで作業時間を半減できるという。来年度の運用開始を目指す。

 AIシステムの構築を手がけるテクノスデータサイエンス・エンジニアリングと共同開発。東電PGは、作業員が直接目視できない山間部などで画像点検している。2016年度は送電線約300キロを画像点検したが、作業時間は約1330時間に上った。

 新システムはAIの自動検出で時間を削るほか、作業員の見逃しなどを防ぎ正確性を上げる効果も期待できる。東電PGは人件費など数千万円の費用削減効果を見込み、地中送電線などへの活用も検討する。

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