2010.1.15 16:10
震災直後の長田区の惨状。がれきを撤去する自衛隊員と焼け跡から探し物をする住人(「記憶のための連作『野田北部・鷹取の人々』のワンシーン)【拡大】
今月17日で阪神淡路大震災の発生から15年。多数の被害者を出した震災の教訓を生かそうと、通信・放送各社が防災週間(12日~29日)に合わせ、各種サービスを提供している。
NTT東日本などNTTグループ3社は15日から、「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」の体験利用サービスの提供を始めた。通話料を除けば無料で利用できる。
試用サービスは平成11年以降、毎年実施。今年は21日午後5時まで行う。NTT東日本では、災害発生時に家族や親戚(しんせき)、知人などの安否情報を確認できる仕組みを「いざ、というときにスムーズに使っていただけるようにしたい」と試用サービスを行う理由を説明する。
KDDIは携帯電話「au」での防災地図サービス「災害時ナビ」について、29日まで体験キャンペーンを実施。通常は指定した2地点のルート地図を1回315円でダウンロードできる「帰宅支援マップ」の体験版3種類(渋谷~新宿、梅田~新大阪、メリケンパーク~三ノ宮)を無料で使える。同社は「このマップを持っていれば、非常時には便利という点を知ってほしい」という。
神戸のローカル放送局、サンテレビジョン(神戸市)は17日早朝(午前5時半~午前6時15分)に生放送する震災特別番組「生きるこの街で」を今年初めて、ネット上でライブ配信する。テレビ番組の生放送をネット配信する事例も珍しい。同社では「震災から15年たち、風化してはいけない震災の教訓などを世界に発信する」(クロスメディア推進室)としている。