2010.2.1 05:00
米カリフォルニア州にあるグーグルの本社(AP)【拡大】
サイバー攻撃を受けたとして中国からの撤退を警告した米インターネット検索大手のグーグルが、中国に次ぐ人口大国インドのインターネット需要取り込みに動き出した。インドのインターネット利用者数は7000万人程度と発展途上にある。11億人を超える人口を抱え、高成長を続けるインドは巨大マーケットに化ける可能性を秘めているわけだ。グーグルは対立が深刻化している中国に代わり、インドに照準を定めつつある。
ユーチューブ活用
グーグルは、世界中のクリケットファンを熱くするインドのプロリーグ「インド・プレミアリーグ」(IPL)の60試合を、グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継する。1月中旬にグーグルとIPLを主催する公営インドクリケット協会(BCCI)が合意した。グーグルが、世界的に人気のあるスポーツトーナメントを生中継するのは初めてという。
「今回の合意は、スポーツ放送の世界を一変させるものだ。インターネットは人々の生活を変えたが、スポーツでも同じことが起こりそうだ」。IPLのラリット・モディ会長は合意したその日、メディアにこう語った。
今年3度目の開催となるIPLは、3月12日から4月25日までインド国内で開かれる。契約は来年までの2年間。契約額は明らかになっていないが、両サイドはスポンサー料と広告収入を折半するとみられている。