2010.2.9 17:16
日産自動車が9日発表した2009年4~12月期連結決算は、中国での販売台数が伸びたことや、購買コスト削減を進めたことなどにより、営業利益が前年同期の約2・5倍に増えた。これを受けて、同社は10年3月期通期の最終損益予想を400億円の赤字から350億円の黒字に上方修正した。新興国での販売好調による業績の急回復を印象づけた。
09年4~12月期の売上高は、前年同期比19・5%減の5兆3795億円だったものの、営業利益は147・6%増の2289億円、最終利益は25・0%増の539億円だった。円高が進んだことによる為替の影響が1683億円の減益要因となったが、原料の値下がりなどによる購買コストの減少と販売費圧縮を合わせ、2000億円を超える増益要因となった。
販売台数(4~12月)は4・8%減の250万5000台。地域別にみると、日本は3・0%減の42万3000台、米国は12・7%減の59万5000台など、先進国では減少。一方、中国は35・2%増の54万1000台だった。10~12月期に限ると、中国での販売台数は前年同期比71・6%増と急伸している。
同日発表した10年3月期の業績予想は、最終損益を黒字に修正したほか、売上高を従来の7兆円から7兆4000億円に、営業利益を1200億円から2900億円に、それぞれ引き上げた。