テレビ画面にQRコード 懸賞番組で実験 フジテレビ、CMへの応用探る

2010.2.9 05:00

 フジ・メディア・ホールディングス傘下のフジテレビジョンは、2次元コードの「QRコード」を使ったテレビ番組連動の懸賞システムの実験を13日から3週間にわたって実施する。毎週土曜の情報番組「満天商店」の放送中に画面上に表示されるQRコードを、視聴者が携帯電話で撮影・送信して懸賞企画に応募する仕組み。QRコードを、視聴者の応募ツールに利用した番組連動懸賞システムは珍しい。

 実験では、土曜日の午後2時50分から5分間(一部地域を除く)放送される「満天笑店」の番組終盤に、QRコードを画面に30秒表示する。視聴者が携帯電話でこのQRコードを撮って、制限時間内に応募するとさまざまなプレゼントが当たる。初回の13日は、新潟県魚沼産のこしひかり(2キロ)が抽選で60人に当たる。20日は苗場プリンスホテルのペア宿泊券とスキー・リフト券セットを20人に、27日は箱根プリンスホテルのペア宿泊券と水族館のセットを30人に、いずれも抽選でプレゼントする。

 民間放送事業者は、広告収入の落ち込みで業績が低迷する中、地上デジタル放送への移行をにらんだ新たな番組スポンサーの獲得が課題になっている。

 このためフジテレビは、これまで番組や広告主のホームページへの誘導に利用されていたQRコードの応用分野を開拓し、広告主への企画提案力の向上を図る狙い。今回の実験での視聴者の反応や番組への効果などを分析したうえで、CMなどへの本格的な応用を検討していく考えだ。

 QRコードは、デンソーが1994年に開発した2次元コード規格。バーコードに比べて大容量の情報をコード化できるのが特徴で、数字だけなら7000字強、かなや漢字、アルファベットも使えるため、作業指示や商品説明なども表示できる。

 現在、カメラ付き携帯電話端末の8~9割がQRコードに対応しているとみられ、生産現場や流通、マーケティングやキャンペーン活動など幅広い用途に使われている。 

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