マスク一転して大減産 インフル沈静、花粉少なめのダブルパンチ (1/2ページ)

2010.3.1 05:00

新型インフルの沈静化や生産過剰でマスク生産縮小が相次いでいる=茨城県古河市の日本バイリーン東京工場

新型インフルの沈静化や生産過剰でマスク生産縮小が相次いでいる=茨城県古河市の日本バイリーン東京工場【拡大】

 マスクメーカーが相次ぎ生産を縮小し、新型インフルエンザ特需に一服感が広がっている。大手の白元(東京都台東区)が2月から生産をストップし、ユニ・チャームも今年に入り協力工場への委託生産量を昨秋のピーク時に比べ1割以上減らした。マスクは新型インフルの感染が拡大した昨春以降、店頭で品薄が続いていたが、各社の増産や新規参入も相次ぎ、メーカー在庫が一転して膨らんだためだ。ここにきて家庭内在庫や企業の備蓄が進んだこともある。

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 足元の新型インフルも落ち着き、今年は花粉の飛散量が少ないとの予測で、花粉対策の需要も見込めず、メーカー在庫の解消は秋ごろまで長引きそうだ。

 白元は、昨秋に中国・深センの工場を増強し、生産能力を春先に比べ3倍に拡大し、需要増に対応していた。しかし、その後販売が落ち込み、今年に入り生産量を増強前と同じ水準に戻したが、在庫増加に歯止めがかからず、2月からは生産休止を余儀なくされた。余剰人員は、需要が堅調な携帯用カイロなどの生産に振り向け、業績への影響を最小限におさえる。

 ユニ・チャームも岡山市の工場に委託しているマスクの生産量を1月以降、昨秋に比べ1~2割減らした。昨秋に委託生産量をそれ以前の3倍に増やしたことが在庫積み増し要因になった。日本バイリーンも年明けから東京工場(茨城県古河市)の生産を縮小。昨秋の休日返上、3交代・24時間フル操業から、平日のみ・交代なしの態勢に変更し、生産量はピーク時の3分の1程度に減ったもようだ。

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