2010.3.4 05:00
■感性とエネルギーで挑戦を
組織はそれぞれ目的を持つ機構(企業、官公庁、団体など)を有効に機能させるために必須のものである。しかし、「ひと」が組織運営するが故に、必ず脆弱(ぜいじゃく)性を伴うことを忘れてはならない。なぜならリーダーの人格とスタッフらの構成員が変化するからだ。
組織は文化、技術、経験、ノウハウなどを伝承しながら複雑に機能している。それらは組織維持のために「ひと」から「ひと」へ継承される。「ひと」が変わると微妙に機能が変貌(へんぼう)する。極端なケースでは、組織が機能しなくなり、滅びてしまうこともある。組織はまさに「ひと」でしかない。
組織力はリーダーによって簡単に逓減(ていげん)する。組織は、機構の活動を円滑に運営するためにミッションを持ち作られたにもかかわらず、ひとたび組織ができあがると、すぐにリーダーに権限意欲が芽生え、権限を維持することが組織の目的にすり替わってしまう。加えて、構成員も固定化し始める。やがて組織は構成員共同体となり、内部にしか通用しない価値基準が作られる。このローカルな価値基準に縛られ運命共同体化が進行する。