2010.3.5 05:00
地球環境カードゲーム「マイアース」で遊ぶ子供たち=神奈川県藤沢市立石川児童館【拡大】
娯楽性の高いゲームを通じて教育や医療、福祉などの社会的課題を解決する「シリアスゲーム」という手法が広がってきた。子供の学習に限らず、医療機関での研修など活用できる分野は幅広く、ゲーム人口のすそ野が拡大している中、有効なツールになりそうだ。
◆カード使い実感
「身近な問題として実感ができ、飽きずに楽しめた」と話すのは神奈川県藤沢市立石川小学校6年の櫛田直樹君だ。同市の石川児童館では毎月、地球環境カードゲーム「マイアース」を通じて子供たちに環境への関心を深めてもらっている。
マイアースは「生態系を守る側」と「環境を破壊する側」に分かれて対戦するゲームでトレーディングカードの一種。
カードには生態系側に動植物、破壊側には「サンゴの白化」「大洪水」などの環境破壊現象が写真入りで解説され、双方がカードの数字で勝ち負けを競う。対戦中に「風呂の残り湯で洗濯」「冷暖房を強くする」などの「人間の活動」カードを使うため身近な生活の中から環境とのつながりを学べる。開発した「マイアース・プロジェクト」の横山一樹さんは「人間がどう行動すれば環境を守れるかを誰もが体験できる」と言う。