VS韓国 負けられぬ3D ソニー、6月から8機種投入 (1/3ページ)

2010.3.10 05:00

 立体感のある映像を楽しめる3次元(3D)対応の薄型テレビをめぐり、日韓電機メーカーの攻防が熾烈(しれつ)さを増している。薄型テレビで世界トップシェアを握る韓国のサムスン電子が2月下旬、韓国内で世界初の機種を発売して機先を制したのに対し、パナソニックは3月10日に売り出す米国市場で優位に立つため、米家電量販大手と提携。ソニーも9日、3Dテレビの6月発売を発表するなど、「3D元年」の覇権争いが早くもヒートアップしている。

 ◆サムスン電撃発売

 「来年度は世界で2500万台以上の薄型テレビの販売を目指し、このうち10%が3D対応となるだろう」

 ソニーの石田佳久業務執行役員は9日の説明会で、こう宣言した。ソニーは2009年のテレビ出荷台数の世界シェアで韓国勢2社に次ぐ3位に転落しただけに、映画などのコンテンツ(情報の内容)を生かした3D戦略を軸に「今年は表立って攻める」と力を込めた。

 ただ、3Dテレビでも韓国勢の壁を崩すのは容易ではない。サムスンは2月25日に唐突に発売を発表。その約2週間前、3Dテレビの発売を宣言したパナソニックから「世界初」の座を奪い取った。サムスンは欧米へも3月中に投入するほか、韓国のLG電子も3月中の発売を予定しており、日本勢は後手に回った格好だ。

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