ブレーキ優先、7社導入 マツダなど大手が検討 (2/2ページ)

2010.3.12 05:00

 一方、トラックなど商用車メーカーでは、いすゞ自動車が「将来的に検討する」と前向きだ。日野自動車と三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスは「現時点では導入の予定はない」としている。

 ◆欧州では普及進む

 同システムは、独フォルクスワーゲンや米クライスラーなど欧米の有力メーカーが採用。国内メーカーでは、日産自動車がすでに採用している。日本メーカーは「アクセルとブレーキを同時に踏むことは通常ない」などとして、日産以外は導入していなかった。実際、「同システムを必要とするような暴走事故は起きていない」(マツダ)、「設計上、アクセルとブレーキを踏み違えないような構造にしている」(ホンダ)など、同システムの未導入は、直接、車の安全への不安とはならない。ただ、「将来に向けた安全性拡充の一環」(マツダ)、「欧州市場では標準装備されているケースが多く、導入を検討していた」(スズキ)など、ほとんどのメーカーがシステム導入に意欲を示す。

 システム導入の課題となりそうなのが、一定のコスト増につながることだ。電子制御システムのプログラムの変更で済むケースから、新システムを導入するケースまで各社の事情は異なる。新型車だけでなくすでに販売した車にも対応するなど大規模な取り組みになれば、政府のエコカー購入支援策で上向き始めた各社の業績に影響を与える可能性もある。(鈴木正行)

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