デジタル一眼 2強に挑戦状 ソニーも「ミラーレス」参入、パナソニック好調 (1/2ページ)

2010.3.12 05:00

開発中のデジタル一眼カメラ「アルファ」を手にするソニーの今村昌志業務執行役員=11日、横浜市の横浜国際平和会議場

開発中のデジタル一眼カメラ「アルファ」を手にするソニーの今村昌志業務執行役員=11日、横浜市の横浜国際平和会議場【拡大】

 レンズ交換式のデジタル一眼カメラ市場で、「2強」といわれるキヤノンとニコンの地位がが揺らぎ出している。パナソニックが、カメラ内部にレフ板のない小型軽量「ミラーレス一眼」で、女性層を中心にシェアを拡大し、長く続く2強体制を崩しつつあるからだ。オリンパスに続き、ソニーも11日、年内に参入する方針を正式に発表。家電メーカーならではのビデオ機能やタッチパネル操作など、玄人向けの一眼レフとは違う多彩な機能で、老舗2社の牙城切り崩しにかかる。

 「一眼レフにステップアップしたいが、バリアを感じているような層のお客さまに楽しんでもらいたい」。ソニーの今村昌志業務執行役員(SVP)は11日の記者会見でこう述べた。同社はこの日、横浜市内で開かれたカメラ展示会で、レフ板のない小型一眼「アルファ」の試作機を公開し、年内の発売を明言した。新製品ではフルハイビジョンの動画撮影や、わかりやすい液晶モニターが特徴という。

 すでにデジタル一眼レフを数多く発売しているソニーが、あえてレフ板なしの一眼を投入するのは、パナソニックなどの機種が順調にシェアを獲得しているからだ。

 パナソニックは2008年10月に業界初となるレフ板なしの一眼を発売。カメラの内部に光を反射させるレフ板がない分、大幅に軽量小型化でき、当時としては世界最小、最軽量のモデルだった。一眼レフに手が届かなかった女性層を中心に新たなニーズを生みだしシェアを大きく拡大した。

  • ソニーが参考発表した、開発中のデジタル一眼カメラ「アルファ」=11日午後、横浜市の横浜国際平和会議場(森川潤撮影)
  • ソニーが年内に発売する予定のレンズ交換式コンパクトデジタルカメラ

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