2010.3.13 05:00
損害保険大手のロシア市場開拓が本格化してきた。損害保険ジャパンは、現地の大手損保会社と提携し、近く営業拠点を開設する。これによって3メガ損保の拠点が出そろう。ロシア経済は世界的な金融危機の影響で落ち込んだものの、「4年後に冬季五輪の開催を控えていることもあって保険需要の拡大が見込める」(業界関係者)と判断。営業力を強化することで、日系企業を中心に各種の保険サービスを提供する。
4月に日本興亜損害保険と経営統合する損害保険ジャパンは、ロシアの損保大手、ロスノと業務提携契約を結んだ。これを受けて、モスクワ市内にあるロスノのオフィスに、営業拠点となる「ジャパンデスク」を開設。同時に現地の日系自動車関連メーカーなどを対象に、ロスノの火災保険や損害賠償保険などの販売仲介業務を始める。
これまでロシアには駐在員を置いていたものの、厳しい規制に加え、市場も発展途上にあり、日系企業が東南アジアほど進出していないなどの理由から、営業拠点は開設していなかった。今後は、損保市場の拡大が予想されることから、ロスノの商品販売を手始めに市場開拓に乗り出すことにした。
日本の損保大手では、東京海上ホールディングスと三井住友海上グループホールディングスが2005年に、駐在員事務所を開設。やはり現地の損保会社と提携して、日系企業に損保商品を仲介する事業を展開している。