社会貢献型カード花盛り 新たな満足感、デフレ経済刺激 (1/2ページ)

2010.3.16 05:00

 カード決済の普及やデフレ経済で競争が激化するクレジットカード業界で、社会貢献につながる特典を付与する動きが活発化している。日本人1人当たり3枚のクレジットカードを保有しているとされる中、各社はいかにして日常的に使うメーンカードに選ばれるかでしのぎを削っている。商品券還元や割引など経済的な特典にとどまらない「買い物で社会貢献」という満足感も、選ばれるカードの条件となりつつあるようだ。

 アメリカン・エキスプレスは今月20日から、全国220の加盟店舗で同社カードを利用し買い物をすると、1回につき50円が国際NGO(非政府組織)に自動的に寄付される特典サービスを始める。3回でポリオワクチン1本分(150円)に相当する計算で、商品の最大10%割引とあわせて提供する。期間は5月16日まで。

 加盟店には高級百貨店「バーニーズ ニューヨーク」や雑貨の「東急ハンズ」、靴の「リーガルシューズ」など人気店が並び、幅広い年齢層や地域を対象に展開する狙いだ。

 内閣府の世論調査では、社会のために役立ちたいと考える消費者が2005年の59.1%から、09年には69.3%と10ポイント近く上昇。こうした意識の高まりをとらえ「デフレ社会で冷え込む消費を取り込む有力なキーワード」(アメリカン・エキスプレス)として「社会貢献」に注目しているという。

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