サイダー、懐かしさと安心感で「復活」 地元密着、大手も商品強化 (1/2ページ)

2010.3.19 05:00

東京ビッグサイトで展示された各地の地サイダー=東京都江東区

東京ビッグサイトで展示された各地の地サイダー=東京都江東区【拡大】

 数年前から注目され始めた「地サイダー」や「地ラムネ」。特産素材の使用やユニークな商品開発の動きが全国に広がり、種類がどんどん増えている。「三ツ矢サイダー」など大手の商品も元気。懐かしい炭酸飲料のブームは息の長いものになりそうだ。

 夏に向けて、新商品「塩サイダー」(340ミリリットル、147円)を開発したのは大阪府柏原市の寿屋清涼食品。「赤穂の塩」を加え、まろやかな甘みが特徴。岩井雄二営業部長は「子供の熱中症予防にもなるのでは」と狙いを話す。

 同社は昭和30年代からサイダーを作っているが、3年ほど前から新商品の開発を開始。一昨年3月にはソース風味の「たこ焼き風ラムネ」も売り出した。現在、サイダー・ラムネは9種類となり「販売額も毎年増えている」(岩井部長)という。

 「島のことをもっと知ってもらいたい」。水など原料の多くに沖縄・伊江島のものを使用した「イエソーダ トリプルエックス」を売り込むのは伊江島物産センター(沖縄県伊江村)。特産の黒糖やドラゴンフルーツなどを使った4種類(いずれも200ミリリットル、210円)があり、今後はハイビスカスなどを検討している。

 各地の盛り上がりを受け、飲料メーカーでつくる全国清涼飲料工業会もPR活動を強化。2月上旬に開いた小売り関係者向けの展示会にも地サイダー・ラムネのコーナーを特設。全国の約100銘柄をずらりと並べた。

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