千代田区EV公用車カーシェア 区民に貸し出し普及後押し

2010.3.20 05:00

 三井物産子会社のカーシェアリング・ジャパンは19日、東京都千代田区の電気自動車(EV)の公用車を使ったカーシェアリングを29日に始めると発表した。区職員が業務で使用しない夜間や休日などに区民に貸し出す。オリックス自動車と荒川区も24日から、同様の事業を始める予定だ。環境負荷の少ないEV普及に向けた取り組みとして期待される。

 千代田区の対象車両は三菱自動車のEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」で、同区九段南の旧区役所敷地内で借りる。

 利用料金は時間(30分あたり400円)と距離(1キロあたり7円)で決まるが、区民や区内の事業所は入会金を無料にする。

 国や地方自治体は温室効果ガスの削減などを目的に二酸化炭素(CO2)を排出しないEVの普及を後押ししている。ただ、EVは車両価格が高価で、充電設備なども必要なため、利用が広がっているとはいいにくい。

 このため、千代田区は一般利用の機会を提供することで、CO2削減やEVのPRにつなげたい考えだ。

 カーシェアリング・ジャパンでは「全国の自治体で同様の動きが増えており、EVやカーシェアリングが普及するきっかけになる」と期待する。

 荒川区とオリックス自動車も24日から、40人の定員制でi-MiEV2台のカーシェアリングを2012年春まで行う計画だ。

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