新卒採用 回復重い足取り (1/2ページ)

2010.3.20 05:00

セブン&アイ・ホールディングスの合同入社式で、鈴木敏文会長と握手する新入社員=19日、東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂

セブン&アイ・ホールディングスの合同入社式で、鈴木敏文会長と握手する新入社員=19日、東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂【拡大】

 国内主要企業をめぐる2011年春の新卒者採用計画の全体像が見えてきた。一昨年秋のリーマン・ショックの影響が色濃く出た金融業界では、証券会社を中心に大幅増に踏み切る動きがある一方で、デフレ圧力に苦しむ流通業界では新規採用を絞る姿勢が目立つ。雇用の大きな受け皿である製造業では、新興国の需要拡大にあわせて増員計画も出始めたが、リストラの影響で抑制基調は変わらない。雇用はなお回復途上で、学生には厳しい就職戦線が続きそうだ。

 流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは19日、2010年度のグループ合同入社式を都内のホテルで開いた。

 「国内の流通業を取り巻く環境は依然として厳しい。状況に甘んじるのではなく、今年は思い切って打って出ようとグループで決意している」。鈴木敏文会長は社会人として一歩を踏み出した新入社員たちにこう発破をかけた。セブンーイレブンの高卒・短大卒などを含めた今春入社は昨年の半分以下の215人。2011年春はさらに絞り、120人を計画する。

厳しい流通、製造業もまだら模様

 消費低迷のあおりを受けるスーパー、百貨店などの流通業界は、新卒者採用の削減が続きそうで、内需不振のデフレが採用に影を落としている形だ。空運では、全日本空輸が5年連続で新卒者採用を減らす見込みだ。

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