2010.3.22 05:00
食品包装に使う家庭用ラップで2大メーカーの旭化成とクレハが海外展開を加速している。旭化成は4月に韓国で、クレハは年内にも中東とロシアで販売に乗り出す。人口減少を背景に国内市場が縮小していくと予想される一方、海外には食文化の違いで日本のような品質の高い製品がほとんどなく、需要拡大の余地がある。1960年に両社が初の製品を発売してから半世紀。国内でほぼ互角のシェアを持ち、激しい販売競争を繰り広げてきたが、そろって海外に活路を見いだそうとしている。
最大手の旭化成は、韓国の生活用品大手と業務提携し、4月から家庭用ラップ「サランラップ」を供給する。相手先のブランド名で販売。当初は総合スーパーなど300~400店で扱い、2012年度には5億円の売り上げを目指す。
同社は中国でも販売地域を拡大している。北京と上海だけだったが、今月から広東でも販売を始めた。1月には上海で料理番組のスポンサーを務め、ラップの使い方を紹介しており、普及活動も活発化させる。