吉野家、1週間限定で牛丼270円 最安値で逆襲、副作用の懸念も (1/2ページ)

2010.3.31 16:50

 牛丼チェーン「吉野家」を運営する吉野家ホールディングス(HD)は31日、牛丼、牛皿全品と牛鮭定食を4月7日~13日までの1週間で110円値引きするキャンペーンを実施すると発表した。牛丼並盛りが380円から270円になり、すき家の280円を下回り、一時的に業界最安値となる。値下げキャンペーンは1月に続き2回目。

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 吉野家は、ライバルチェーンが価格改定による恒常的な値下げに踏み切る中、コスト高などから値下げができず、大苦戦を強いられている。業界最安値で集客力をアップしたい考えだが、「キャンペーン前後の食い控えや反動減を招く」(業界関係者)懸念も出ている。

 牛丼チェーンでは、昨年12月にゼンショー傘下の「すき家」が牛丼並盛りの定価を280円に値下げしたほか、「松屋」も320円に引き下げている。

 一方、吉野家は、米国産牛肉を使用しライバルよりもコストが高いことなどから、定価を380円に据え置き、顧客離れを招いた。

 1月にも期間限定の値引きキャンペーンに踏み切ったが、それでも値段は並盛りで300円と、ライバル店より高く、集客効果は限定的だった。逆に、キャンペーンの反動で2月の既存店売上高が17・2%減と落ち込んだ。

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