巨大消費、不振業界に恵みの雨 外国人客の売上高急増で

2010.5.22 17:07

 「エルメスのバッグのまとめ買いが続いている」「呉服を大口購入した」。日本百貨店協会には、外国人客の羽振りの良さを示す報告が連日寄せられる。中でも存在感が際立つのは中国人。経済成長で裕福になった膨大な数の消費者が、日本市場へ向かっている。

 中国国家統計局によると、個人消費の指標となる4月の小売総額は前年同期比18・5%増。消費不振に悩む日本とは対照的に拡大を続けている。

 2009年の訪日外国人数は不況で大幅減だったが、中国からの観光客は主要国で唯一増えた。滞在中の1人当たりの消費額は平均11・7万円と断トツで、観光業や流通各社に「恵みの雨」をもたらしている。

 インターネット人口が4億人を超えた中国では、商品をネットで徹底的に調べてから来店する人が多い。情報収集力が高い中国の消費者を取り込むには、接客サービスだけでなく、品ぞろえを一段と強化する必要がありそうだ。

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