田辺三菱製薬の定時株主総会が22日、大阪市中央区の本社で開かれた。子会社のバイファ(北海道千歳市)による医薬品の試験データ改竄(かいざん)で、厚生労働省から薬事法違反で4月17日から25日間の業務停止の行政処分を受け、冒頭、土屋裕弘社長が陳謝。信頼回復に向けて、22日付で社長直轄のメドウェイ問題対策室を設けたほか、社外委員会も7月に設置することを明らかにした。
総会には昨年を8人上回る201人の株主らが出席。田辺三菱は今月11日に厚生労働省から命じられていた業務改善計画書を提出した。株主からは「今回の件で社内告発した人を昇格させてはどうか」という発言も出た。
これに対して、会社側は社長直轄の対策室を設け、全社で問題を共有する姿勢を示したほか、不正の通報者に対するインセンティブを検討することなどを表明、再発防止策に理解を求めた。結局、総会は昨年より6分長かったものの、58分で終了した。