【就活学生、必見!】(11)カタログ戦略で攻めに転じる「アズワン」 (1/3ページ)

2010.7.4 07:00

 研究・開発用機器や産業用機器、看護・介護用品などを販売するアズワンが攻めの経営に転じている。

 平成21度はリーマンショックによる製造業不振の影響もあり、売上高は前年度比2・1%減の438億円となったが、最終利益は同3・0%増の27億3千万円を確保した。売上高が20~30%減と落ち込んだ企業が多いなか、アズワンは底力を見せつけた格好だ。

 強さの秘密は、温度計のように価格の低い商品を多数販売して利益に結び付ける「ロングテールのビジネスモデル」(入江庸二常務)。一方で、21年度は営業戦略ツールとなるカタログの発刊を隔年に変更するなど、販売促進費や管理費の削減を強化。新型インフルエンザの流行に伴うマスクなどの特需が売り上げを後押しした。

 今年度は「攻めに転じる。私が自ら営業の先頭に立ち、さらなる成長をめざしたい」と井内卓嗣社長は決意を口にする。

 攻めの経営の第1の柱は、組織の見直し。井内社長自ら営業本部長に就き、現場の問題や市場動向にいち早く取り組む態勢を築いた。今後は仕入れ先、販売店との連携もさらに強化する方針だ。

 第2はアズワンの営業戦略を支える最新カタログの発刊。すでに看護・介護用品分野の「ナビス」「ナビスケア」と食品衛生管理分野の「サニーフーズアルファ」を発刊。続いて9月には、基幹カタログでもある「研究用総合機器」を発刊する。

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