盗難車でいっぱい…外国人が集まる“ヤード”って何? (2/2ページ)

2010.7.27 19:25

今年1月に栃木市で摘発されたヤード。作業用の穴が掘られていた

今年1月に栃木市で摘発されたヤード。作業用の穴が掘られていた【拡大】

 「小型バスや貨物運搬車にもできるため、中東やアジア、アフリカで非常に需要が高い。トヨタブランドの人気も高いため、20万キロ以上走行したものでも、海外なら平気で20万-30万円の値が付く。同じトヨタ製のSUV車『ランドクルーザー』も人気です」(都内の中古車販売業者)

 警察庁によると、10年前に比べて自動車盗難の認知件数は半減している一方、ハイエースの被害件数はここ3年で400台近くも増えている。

 23日には、大阪、愛知など15府県で839台、約15億3500万円相当を盗んだナイジェリア、ブラジルなど9カ国63人のハイエース専門窃盗団が摘発された。窃盗団が盗難車の保管場所にしていたのは全国24カ所に点在するヤードだった。盗難車はヤードで解体され、税関の監視の目をすり抜けて数十カ国に輸出されるという。

 「正規の中古車市場でも、10年ほど前から外国人の参入が目立つ。特にパキスタン人の存在が際立っており、いまでは全国のオークション会場にイスラム教信者のための祈祷場所を設けるほどです」(中古車輸出業者)

 国内では不振だが、世界における日本車の人気はまだ健在なようだ。

注目サイト